絶対、今、藍ちゃんを狙うスナイパーが増えたに
違いないわね!!
「日和、挙動不審よ・・・・」
サユに注意されるもスナイパーが気になるあたし。
いざとなったら2人を守らねば!!
こ、これはあたしに与えられた試練に違いない。
「あ、あたしは今試されているのだ!!」
「何、馬鹿なこと言ってんのよ。」
「・・・・・何があったの?」
2人のツンデレさんを守るという使命が!!
だって、見てみなよ!
藍ちゃんもサユも男子陣からすごい熱い視線を
浴びているんだよ!!
あたしなんてちびっこからの熱い視線を感じる
ぐらいでいい気をしたことはないよね。
「藍、この間言ってたところなんだけど・・・」
「うん?」
サユと藍ちゃんが2人で仲良く話しているのを
陰ながら見守っているあたし!!
※全然陰ながらではなく堂々と見守ってます。
今ぞ、あたしのかっこよさを見せびらかす時が来た。
この日を何度夢に見たことか!!
でも、藍ちゃん日に日に可愛くなってる。
よく見ると今日はすぐに笑ってたよな。
こ、これは、俗に言う恋をすると綺麗になる
が実証されている!?
サユもマコ君に恋をしてから一段と綺麗に
なったと思うからこれはそうに違いない。
「ねっ、日和?」
突然、サユに問いかけられて訳が分からず
頷くと藍ちゃんがまた小さく笑った。
本当に、笑うと可愛いんだから笑えばいいのに。
※自分も人のこと言えないでしょうが!!
「話聞いてないで妄想してたでしょ?」
藍ちゃんもサユも恋する乙女か。
あたしだけ取り残された感があるのは何故だ!?
こ、これは作者からの嫌がらせだ。
あたしの周りをお花畑にしたいとか思ってるんだな。
いいもんねっ!あたしは絶対にそのお花畑旋風に
負けんからな。かかってこいや!!

