足元には、大きな黒い穴。




気づいた時には、既に体制が崩れ………。










「なっ!!?









………うわあぁぁ-----!!!」













重力を失った私の体はそのまま穴に落下し、




悲鳴を上げるも、虚しく引きずり込まれる。




穴が閉じられると、私が落ちる直前に手放した缶コーヒーが床に転がり、辺りを汚した。






-教会は私の存在など消えたかのように、静まった。








--この日、1人の女子生徒が行方不明となった。