«ミラ子とお買い物ナビゲーター»
近くのスーパーにて、何やら小さな携帯の様なものを操作するミラ子
えっと…
確かスイッチはと…
ポチッと!
すると
『はい、ど~も~
こちらお買い物ナビゲーターのショップくんでーす』
うわっ
例の家電と同じ臭いがする
咄嗟に終了しようとするミラ子
『チョイチョイチョイ、気ィ短いなぁ自分?短気は損気やで~』
うざっ
『今、うざって思った?思ったよね?ねっ?ねっ?』
「しつこいねん!!」
ミラ子の声に他の買い物客が驚いた顔をする
ミラ子はスーパーの隅に移動した
こんなコソコソしてては、覆面警備の方に万引き犯と間違えられるではないか
「ちょっと、要らんこと言ってないで、ちゃんとメニュー出しなさいよ!」
『へ~い、かしこまりっ!!』
イチイチ
イラッとするわ…
でもまぁ、メニュー決めて貰えれば楽だし♪
『えっと~まずは野菜売り場でニンジンとタマネギとじゃがいも買ってください』
「なんかこの材料って…。何、作るの?」
『さ~て、何でしょーか?』
「この場でぶっ壊されたい?」
笑顔で言うミラ子
『す、スイマセン…調子に乗りました。家で子供らがお腹空かせて待ってますんで、壊されるとちょっと…』
「えっ?子供さんいるの?」
『うそよね~。信じました?僕、めっちゃ役者になりたかったんスよ。いや~今からでもいけるかなぁ。まぁボイス専門になっちゃいますけど…』
ミラ子は一ミリほど残っていた理性で何とか壊すことはしなかった
「それで、一体何をつくるのよ」
『あっ、カレーライスっすよ』
「カレーライスって一昨日作ったばかりだけど?他のメニューにしてよ」
『いや~、困りましたねぇ。実は明日のメニューも決まってて段取り狂うんですよね。ちなみに明日のメニューですけど…カレーうどんです♪』
やっぱり
自分で考えよう
そうだ!
ググれば良い!!
そういうサイトもあるし!
そこでメニュー探そう!!
買い物かごにさっさと食材を入れていくミラ子
お買い物ナビゲーターの呟きはどうやら聞こえていないようだ
『最初っからググれや!』
おしまい
近くのスーパーにて、何やら小さな携帯の様なものを操作するミラ子
えっと…
確かスイッチはと…
ポチッと!
すると
『はい、ど~も~
こちらお買い物ナビゲーターのショップくんでーす』
うわっ
例の家電と同じ臭いがする
咄嗟に終了しようとするミラ子
『チョイチョイチョイ、気ィ短いなぁ自分?短気は損気やで~』
うざっ
『今、うざって思った?思ったよね?ねっ?ねっ?』
「しつこいねん!!」
ミラ子の声に他の買い物客が驚いた顔をする
ミラ子はスーパーの隅に移動した
こんなコソコソしてては、覆面警備の方に万引き犯と間違えられるではないか
「ちょっと、要らんこと言ってないで、ちゃんとメニュー出しなさいよ!」
『へ~い、かしこまりっ!!』
イチイチ
イラッとするわ…
でもまぁ、メニュー決めて貰えれば楽だし♪
『えっと~まずは野菜売り場でニンジンとタマネギとじゃがいも買ってください』
「なんかこの材料って…。何、作るの?」
『さ~て、何でしょーか?』
「この場でぶっ壊されたい?」
笑顔で言うミラ子
『す、スイマセン…調子に乗りました。家で子供らがお腹空かせて待ってますんで、壊されるとちょっと…』
「えっ?子供さんいるの?」
『うそよね~。信じました?僕、めっちゃ役者になりたかったんスよ。いや~今からでもいけるかなぁ。まぁボイス専門になっちゃいますけど…』
ミラ子は一ミリほど残っていた理性で何とか壊すことはしなかった
「それで、一体何をつくるのよ」
『あっ、カレーライスっすよ』
「カレーライスって一昨日作ったばかりだけど?他のメニューにしてよ」
『いや~、困りましたねぇ。実は明日のメニューも決まってて段取り狂うんですよね。ちなみに明日のメニューですけど…カレーうどんです♪』
やっぱり
自分で考えよう
そうだ!
ググれば良い!!
そういうサイトもあるし!
そこでメニュー探そう!!
買い物かごにさっさと食材を入れていくミラ子
お買い物ナビゲーターの呟きはどうやら聞こえていないようだ
『最初っからググれや!』
おしまい



