ある朝のことだった。



「乃愛ぁぁぁぁ……」


起きたら隣に、ぐったりした恭がいた。


「恭?どうしたの?」


裸のままうつぶせでぐったりしてる恭の目はどこか虚ろで。

具合が悪いと主張しているかのようだった。



「具合、悪いの?」


「んーーーー…」


恭のおでこを触るとすごい熱!


「ちょっと!熱あるよ熱!」


「えー熱ー?」


「会社に電話しなよ!」


「………ケータイ…」


「はいっ」


「ん…」