政略恋愛。




藤波先輩は有無を言わさずあたしを抱え上げた。


「やっ…なに…!?」


そのままあたしをベッドに倒して乗っかった。


嫌なはずないじゃん…。

ずーっと好きだった藤波先輩だよ…?

愛してなくても抱けるんだね、藤波先輩…。


「の、あ……」


「え…?」


藤波先輩が…また名前、呼んでくれた…。


「藤波先輩…もう一回…」


「…………のあ…」


あたしの名前…覚えててくれたんだ…。


「なんで…泣いてんの…?」