私は、あの話をりこから聞いた日から、急にいじめが過激になっていった。
毎日のように卵を投げられ、後ろから足を蹴られ、変な紙を背中に貼り付けられたり、机を廊下の外に出されていたり。
黒板に、「ブス!消えろ!キモい。死ね」と書かれたりもした。
しかも、全然知らない男子生徒に突き飛ばされたり、腹を急に殴られたり、気づかないうちにナイフで太もも切り付けられたりもした。
でも、誰も助けてくれなかった。
誰も心配してくれなかった。
みんな私を指差して笑うだけだった。
だから私は、「絶対に泣いたりなんかしない。」を常に意識をして頑張った。