もちろん加藤はいた。 だが、こんなときに、加藤ー。 なんて言ったら、加藤はきっと他の女たちに袋叩きにされるだろう。 だから、席を確認すると加藤に向かってばれないように紙を投げた。 一瞬加藤が驚いた顔でこっちを見たが、状況を察したのか、俺を見て微笑んだ。 だから、俺は、その場をあとにした。 このときの行動を誰かが見ているなんて、今の俺は思いもしなかっただろう・・・。