俺は、その内容をはぐらかして、舞歌に話をさせた。 そして、舞歌は最後にこんな話をした。 「私ね、みんなに導かれたんだ。」 「???」 「私が、迷ってるときに、みんなが向こうのほうで私の名前を呼びながら泣いてた。そのとき思った。 ああ、みんなのところに戻んなきゃって。」 「・・・。」 「最後は手探りだったけどね。 私の手を握ってくれてたおかげで、ここに戻ってこれた。」 じゃあ、あの時、俺が手を握っていなかったら、舞歌はそのまま死んでいたのだろうか。