「現代文のときに変だなぁ、と思って次の数学の時間友歩たちの会話に耳すましてたんだ。」 ま、まさか… あの時話してたのは夢の話 それを聞かれてた…? とたんに顔に熱が集中する 「俺、けっこう地獄耳なんだよね。いやぁ、一瞬で謎解けたよ。あたふたしてる友歩可愛かった。」 「な、何言ってんの?」 意地悪そうに微笑んでいる余裕たっぷりの大貴に言葉を返す私は顔は真っ赤で余裕ゼロ