「お前の歌は、綺麗だな。少なくとも俺は、いつまででも聞いていたいと思う。明日にでも、子供達に聞かせてやるといい」 俺が軽く笑ってそう言うと、ロジンカは目を見開いた。 そしてすぐに「わかったわ」と笑う。 …月が、赤髪を優しく照らしていた。