十二月二十四日。クリスマスイブ。 昨日の事があってから大体二十時間。 「あれ、茜。もう帰り?」 スクバを片手に席をたつ私に誰かが言った。 「うん。」 と言いながら、足を廊下に踏み出す。 「えーっ、明日はクリスマスだよ?今日は遊ぶ予定を皆で…」 くるっと振り返り、ウインクする。 「悪いけど私パス!クリスマスよりイブのが好きなんだよね、私!」 とだけ残して校門に行く。