私も、それに続いた。

ただ、リュウだけは理解できないといった顔のまま、それでも私たちの後について歩き出した。

私も、何が起こっているのかわからないのは同じだけど、私を動かしている誰かがはっきりとした目的を持っているというのはわかる。

スサノオは、全く躊躇うことなくどんどんと先に進んでいく。

私は、どこか俯瞰でものを見るようにその行き先がわかってきた気がした。

そして、やはり見覚えのある場所に出る。

一際、薄暗い少し広めの空間。

分かれ道は四つ。

スサノオは迷わず一番左手の道を選んだ。

先など見えない真っ暗闇に、ポッと明かりが灯る。

スサノオが掌の上に光の玉を出現させていた。

それを道しるべとして、私たちはさらに奥に進んだ。

そして、また少し広い場所へと出る。