フェイク

ゆっくりと、公園を1周した。



夕方前。


まだ時間がある。



「理緒さん、これからどこか行きたい所、ありますか?」


「そう、ですね……」



すぐには思い付かない。



お腹は空いてないし、改めてどこかへ行くには中途半端な時間。



「もし無ければ、俺の用事に付き合ってもらっていいですか?」


「はい……」