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扉が開くと中には、俯いて立ち尽くす慎一の姿があった。


「そこのお前、不法侵入だ!!
顔を上げて、こっちに出て来い!!」


慎一はゆっくりと歩き始め、顔を上げた。俺はその表情を見て、驚いて言葉を失った…

慎一は涙を流しながら、爽やかな顔で笑っていたのだ。


な、何なんだよ…
今から捕まるって言うのに、その笑顔は何なんだよ!?



そこにちょうどカナが帰宅した。

「い、一体私の家で何の騒ぎですか?」

表のパトカーと玄関に立っている大家、それに室内で慎一を逮捕している警察官を見て、カナはかなり動揺していた。

「いえ、この男が不法侵入していまして、たった今逮捕したところです」


「竹中君…」


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