やった、警察が来たんだ!!
通報してきて応答もなく受話器はそのままで、部屋まで来て誰も出て来ないとなると踏み込んでくるのは当然だ。
ガチャンと音がして、警察官と大家らしき人物が入って来た。
慎一もこれでお仕舞いだ!!
しかし、室内に慎一の姿はなかった…
あ、あれ?
ベランダに出た素振りはなかった。
となれば、室内のどこかに必ずいる筈だ。
「佐倉さーん?
変だなぁ…
確かにここから110番通報があったんだが」
まずい…
何とかしないと。
俺は咄嗟にベッドの上に飛び乗ると、カーテンの裾に噛み付いて走った。
その勢いで一気にカーテンが開いた!!
「ガラスが割られてるぞ!!」
警察官が、慎一の侵入して来た形跡に気が付いた。
.



