そしてカナが俺を残して外出した時、それは起こった――
14時過ぎ…
当然外は明るくて、マンションの前の通りにも通行人もいる筈の時間帯だ。
カナは慎一の過剰なストーカー行為に護身の為、最近はカーテンを閉めて外出する。
そのカーテンがミシミシというガラスがひび割れる音と共に、サーっと風に靡いた。
俺がハッとして顔を上げ、ベランダの方に目をやると誰かが窓を開けて入ってきた!!
それは紛れもなく慎一だった!!
何をどうすれば、こんな事までしてしまうんだ!?
なぁ慎一…
白昼に堂々と侵入してきた慎一は手袋をしていて、靴跡が残らない様にスニーカーを手に持っていた。
そして俺を見付けるなり、ツカツカと近付いてきた…
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