「ナル様に逆らった場合で、退学を免れるひとつの方法。だけどすごーく孤独で寂しい制裁」



「だから、なに?」



「E組よりさらに下に、定員1名のクラスがあるんです」



「……はい?」



「前に、ナル様に失礼なことをした先輩が、入れられてましたね…かわいそうに。あの先輩、どうなったのかしら。

もしかして、今頃白骨化してるかも……」



「えぇっ、さすがにそれはヤバいでしょ!」



「ウフフ、ですよねぇ。まぁ、そのぐらい生徒の目に触れず1日を過ごすことになるってことです。

ハアァ…わたくしも、葵ちゃんのポジションにつきたい…」



「え」



「羨ましすぎます。特別室で、ナル様に抱かれて耳に息を……」




「いや、抱かれてないけど」






天音ちゃんは目を閉じて、陶酔しきってる。



今やもう、妄想の世界……。