「ママ、パパ!」 「あら、おかえり羽衣子――……」 料理の入っていたお皿をテーブルに運んでいた笑顔のママが、あたしを見て一瞬驚いた顔をした。 そりゃ、そうだよね。 「……終聖、くん?」 「おばさん、おじゃまします。それから……ただいま」 ちょっと照れくさそうに、終聖があたしの後ろから顔を出した。 「あらっおかえりなさい終聖くん!あなたっ終聖くんが帰ってきたわよっ」 「終聖くん、おかえり」 「おじさん、ただいま戻りました」