「あれ、温秘ちゃん、どうしたの?」 新くんに声をかけられた。 こんなところ見られたくなかったのに… 「ねぇ、あのさ、 子供探してる女性見なかった?」 「ゴメン、見てないや」 「そっか。 ありがとう」 やっぱりそうだよね… 「手伝おうか?」 「本当に?」 「うん。 この子 迷子?」 「そうみたい」