「いって!!」 すぐ奪うと、私はこの子をだっこして逃げた。 「ごめんね、大丈夫?」 「ママ〜」 ですよね… 「名前は、何て言うの?」 「さりな」 「さりなちゃん、ゴメンね。 こんな目に遭わせて 大丈夫? ケガはない?」 「大丈夫だよ」 「ママ、探そうね」 「うん」 この子、強いな。 スゴいよ。