ハンドパワー


それを止めてくれたのは、新くん。


そしてあんたは何したかわかってる?

私をもっと傷つけようとしたんだよ!

そんな人の気持ちなんて… 知らないよ!!


あんたと向き合うより、新くんと真剣に向き合った方が、よっぽどマシよ!」


私は、思いを吐き捨てた。

今までの思いまではいかないけど、もういい。

すべての過去、全ての真相を知ったからもう誰にもあたることなんてしない。


これが私の運命だったんだ。

親を殺されて、別の人と住んで…、
過去を背負っていく。

これが私の運命だ。