ハンドパワー


「仮にそれが本当だとしても、私はまだ信じられないよ。

だったら何で、今までひどいことばかりしてきたの?!

何であんなに私を傷つけたの?」

「それは...

貴雄さんの思いをずっと聞いてたら、温秘を恨んでしまったから」
それなのに私の近くにいたかった?


だからあの時…。

私の部屋に入る口実として春に
「私の救世主になりたい」

って言ったのかな。


「じゃあ私の家にいる、春に
『私の救世主になりたい』
って言ったのは、ウソじゃなくて、本当のこと?」


私は少しこれを、疑問に思っていた。

だから聞いてみた。