ハンドパワー


でも私のことを少しでも考えてくれる人がいたんだ…

それなのにその人のことを傷つけたんだ…


「ごめんなさい」

「今言ってもおせぇよ

さてと!
お楽しみと行きますか!」


突然、立ち上がる北郷勇人。

そしてベッドに座り込んだ。

「おまえがあの日、家に火を点けたんだ

親の言いつけを破って」


………!

お楽しみって、そっちか?!

ヤバイよ!
聞きたくない!


すぐさま部屋から脱出しようとした。

「おっと。
まだ話は終わってない。

逃げないで最後まで聞けよ」


そして私はさっき北郷勇人が座っていた、ベッドに座らされた。