ハンドパワー


「なんで?」

「お母さんと約束したからなんだ!」

「そっか!」


<別の日>

「僕ね、みんなと少し違うところがある、あつぃちゃんを気に入ってるんだ〜」


突然、ご機嫌に言われた。

私はこの時、なぜだか喜べなかった。


「そんなこといわないで!
あつぃはみんなと同じ!

よそ者扱いしないでよ!

蓮くんなんて嫌い!」


ドンッ

私は咄嗟に蓮くんを突き飛ばしてしまった。

そして蓮くんはしばらく身動きをとれないでいた。


しばらくすると、先生がやって来て、色々と手当てをし始めた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「思い出したか?」

「そんなこともあったね」