ハンドパワー


「少しだけならいいぞ」

そう言って女の人を解放した。


「なんですか?」

「いや、これと言って用はないですが…」

「じゃあ… 何のために私に?」

「心配だったから。
朝私を見る目が…助けてって言っているようで...

本当に、大丈夫なんですか?」


私は用件を言った。
本当に私はこの人が平気なのか知りたかった。

「大丈夫に決まってるよ。
朝も言ったでしょ。

この人たちと遊んでるだけだよ」

女の人が、必死に笑顔を作っていっているようだった。

まるであの時のハルみたいに。

「もういいだろ!」

男の人が言う。