ハンドパワー


私が自己紹介したあと、顔を険しくしている。

あの事を思い出していたんだろう。

そして北郷勇人の部屋に連れていかれた。


「とりあえず座れよ」

目の前で着替える北郷勇人を無視して、どこかに座ることにした私。

16;30

時計に示された文字。


あ まだこんな時間だったのか。

「どうしたんだ、座れよ」

「あ…うん」

ヤバい…
まだ時間は長い…
何が起きんの?


私は彼の勉強机に付いている椅子に座ろうとしたけど、彼が近くにいたからやめた。

私が座ったのは、ベッドの近く。