ハンドパワー


そして私は勉強できるところ、図書館に行った。

そこは静かだから安心できる。

図書館に着いたら、ひたすら宿題を進めることにした。


<閉館間際>

やばいっ!
もうこんな時間だよ。

でもあと少しで宿題は終わる。

家に帰って終わらせようかな…


あ!

家に帰ったら私の居場所がないんだ。

どうしよう。

まだ19時だし。


でもあんまりうろうろしてたら…

補導されるし…


私には帰るしか手段は残されてなかった。


―家―

ドアを開けるには、勇気が必要だった。

でもさっと開けて、ビュッとダッシュして部屋に戻れば、何の問題もないと思い、ドアを開けた。


靴を早く脱ごうとしたけど、こういうときに限って、早く脱げない。