ハンドパワー


「どうして…そんなこと」

「違うだろ、俺とそういうこと話すために来たんじゃねぇだろ」

距離を縮める、渡辺貴雄。


「はい…」

「俺と初めてあったのは、あのプールの時じゃない。

前の時だよ」

「前?」

「その時は両親いたかな…」


!!!
コイツが私の両親を落としたんだ!!


そう決めつけて、私は立ち上がり、窓ガラスにある穴に両手を突っ込み、
渡辺貴雄の胸ぐらを掴んだ。