ハンドパワー

新くんが先に乗り込んで座り、私も次いで座った。


ふと隣を見ると男。


こんなに男子が近くにいるのは、久しぶり。


だから緊張する。


そう思ってる時に係員の人が、安全バーの確認に来た。


「失礼しますね」


ガタガタと2回確認して、去っていった。


「うわー

なんか緊張してきた〜」


これからのことを考えると、心臓がばくばくした。


「大丈夫、楽しいだけだから」


新くんは余裕で返事をした。


「まぁそうだけどね」


そして発車の合図をされて、動き出した。


来た来た…