ハンドパワー


そうでしょ?   お母さん、お父さん。


空に向かって私は、心の中で、そう聞いてみる。

でもその答えは返って来ることもないだろう。


そうだ!
私、決めた。

もう、過去の自分のことで、泣くのはやめる。

ほとんど思い出したことだから。

でもプールの件で両親は死んだわけじゃない。


その事について、詳しく知らないから、春に聞いてみることにする。

そう考えていたら、新くんも起きたみたい


蘭「あ、新くんおはよう」

新「おはよう。 あれ?
蘭ちゃん?  こんな早くにどうしたの?」