ハンドパワー


「温秘のベッドの近くで、見守ることにしてた。

だからこうやって話してるのが嬉しいんだ」

「そっか。

蘭!
私、過去の記憶全て思い出したよ!」

「え!!?」


驚いた蘭だったけど、私はどんどん思い出したことを話した。

「温秘…
そんな辛かった過去が…

大丈夫だよ! 今は辛いかもしれないけど、今は仲間だっていっぱいいるから。

心配しなくていいよ」


蘭からこの言葉は、とても嬉しかった。