ハンドパワー


「ああぁ。ゴメンゴメン
この事はあの2人には内緒だから」

「口がさけても言えないよ」


気づけば笑顔になっていた。

「そこの洗面台で、顔洗いなよ?」

「あ、うん」

涙で顔がもっと変になったのを、新くんは気づいて、それなりに気を使ってくれたんだろう。

それから私は顔を洗いにいった。


そして窓を開け、新鮮な風に浸ることにした

「何思い出してたんだ?」

それ…聞きますか。