ハンドパワー


そして私は叫ぶことしかできなかった。

「おかああさーん!  おとぉぉさーん!」

そしてしばらくして
「救急車ー!! 救急車を呼んでください!」


そしてプールに入ってなかった人たちが徐々に集まってきて、両親の救助に携わってくれた。

「お父さん! お母さん!」

両親がプールから上がって、呼び掛けることしかできなかった。

両親の顔は真っ青だった。

こんな短時間で、
人間は危険な状態に陥るのだと、怖くなった