ハンドパワー


「そんなわけないじゃん!
だから使いたくなかったんだよ!

自信なんて私は持たない方がいいんだよ!

もう私 この力、人がいるところでは使わないから!」



次の授業があるにも関わらず、私は逃げた。

泣きながら。


やっぱりこの力は必要とされないんだ。

封印しようかな。


…した方がいいよね。


あのときと同じ、嫌な目線を喰らった。


もうこんな思いしたくないよ。