鍵を開けて中に入ると、 広い廊下がリビングまで伸びていた。 「お邪魔します」 「ただいま、だろ」 「あ、そっか」 左右に2つずつドアがある。 1つずつあけて、颯汰さんはあたしに教えてくれた。 「ここは俺の仕事部屋」 1番手前が颯汰さんの部屋。 2番目があたしの部屋。 3番目が2人の部屋。 4番目はトイレだった。 2人の部屋も一応あるんだ。 なんのためにあるのかわからないけど。