辺りを見回し……

もしかして、寝相が悪くてベッドから落ちる?


……ん?

いやいや、それくらいで……。


もしかして、

私を男だと思ってるし……。

男が男に……恋に落ちる?!


いやいやいやいや…。

それって……はっ?!


私は咄嗟に胸に手を。

はぁ~晒は巻かれてるみたいね。


『男』だと思ってそれらしい事したとして、

それって……彼はあっち系の人って事??


服も脱がせず、何をしたの??

思考が追いつかない。

何がどうなってるの??


服を脱げば女だって分かるだろうけど…

じゃあ、何に落ちたの?

やっぱり……あっち……??



「お前、朝から何考えてんだ?」

「へ?」

「何考えてんのか知らねぇが、オレ様がここまで運んでやったんだぞ?」



彼は口角を少し上げ、ニヤリと…。