俺は彼女の質問に真摯に答えた。
そうする事でしか、彼女に応えれる事が何一つ無い。
「1つ目に、一生金銭的な面で不自由させない」
「………」
「2つ目に、浮気はしない。貴女を愛する心さえないのに、他の女性に惹かれる筈がない」
「………」
「3つ目に、貴女の生き方を尊重します」
「………それはどういう事ですか?」
「私が貴女を『女性』として見ないのだから、貴女はきっとそれを不満に思うでしょう。だから、他に貴女の心を癒してくれる存在の方が居るなら、その人の事を認めます」
「それって、私の浮気を黙認するという事ですか?」
「………ものは言い様です」
「フッ、本当に変ってるわ」
「………」
「少し考えさせて下さい」
「はい」
その後は沈黙が続き、彼女が先に戻ると言い出した。
結局、彼女が聞きたかった事とは何だったのだろう?
もしかしたら、さっき聞かれたあの事だったのかもしれない。



