オレ様専務を24時間 護衛する



「1つ、お伺いしても宜しいでしょうか?」

「はい、何でも聞いて下さい」



恐る恐る俺の顔色を窺いながら、

何度も躊躇い質問しようとしている。


俺に聞きたい事とはなんだろうか?



「あの、質問の前に、私の方からお話があります」

「……はい、何でしょう?」


質問を遮られたというのに、

嫌な顏1つせず、俺をじっと見据えた彼女。


その表情はとても不安そうに見えた。



「今日初めてお会いしたというのに、こんな事を言うのは間違っていると思いますが、この話を進める上で、どうしてもご承知願いたい事があります」

「………はい」


彼女はゆっくりと相槌を打った。



「私と結婚したとしても、貴女を愛する事は生涯ありません」

「…………はい?………それは、どういう事ですか?」



俺の言葉に唖然とする彼女。


それもその筈。

愛さないのに結婚すると言っているのだから。