京夜様がお会計を済ませている間に
私は車を駐車場から入り口前へ移動させる為
2人より一足先に外に出ると、
ピピピピピッ……ピピピピピッ………
内ポケットに入れてある仕事用の携帯が鳴った。
すぐさまそれを手に取ると、
「えっ?」
液晶画面には『御影京夜』の文字が。
電話でなく、メールの受信音。
今さっきまで目の前にいた人から??
不思議に思いつつ、メールを開くと……。
『今すぐ俺に電話して来い』の文字が。
何故、電話を掛けねばならないのか分からないけど、
とりあえず、電話する事にした。
「はい、御影です」
「如何なさいましたか?」
ワンコールで出た彼。
私との通話に『御影』と名乗った事に違和感があったが
一先ず、用件を伺おうと思った。
すると、
「お世話になっております。……はい、……はい、…………はい、承知致しました。では、一旦社に戻って確認次第、ご連絡差し上げます」
「………はい?あの、京夜様?」
スピーカーからは意味不明な言葉が聞こえて来た。



