オレ様専務を24時間 護衛する



―――――バンッ


「………」



えぇ~っと、コレは何かの罰ゲーム?


エントランスに横付けした車の前で硬直する私。

何故って?

だってね、如何にもこれから

『デートです』と言わんばかりの2人が

何故か、堂々と後部座席に座っているのよ。


これって、可笑しいよね?

誰が見たって可笑しいでしょうよ!!



普通、デートするなら男が運転するよね?

免許が無いなら仕方ないにしても、彼は持っている。


この車が仕事用だって事もあるかもしれないけど、

デートの運転まで私がしないとダメな訳?!


何が楽しくって、

人のデートのアッシーをしなきゃならないのよ!!



これって、横暴過ぎやしませんか?

『護衛役』って、『女』を近づけない為の策だよね?


だけど、現に隣りに……いえ、

ピッタリ張り付いて居る人は何?

『女』じゃないとでもいう訳??


あぁ~~ッ!!

ホント、何が何だか分からないよ。



これ以上無いほどに不機嫌オーラを醸し出すと、

目の前の窓がゆっくり開き、