「時間があるなら、夕食でも……」
「あっ、はい!!」
即答でパッと明るい表情に変わり、
うんうんと何度も頷いた。
「じゃあ、とりあえず車に戻るか」
「はい」
ベンチから立ち上がり、駐車場へと歩き出すと
「京夜さん早いです!」
「ッ?!」
「もっとゆっくり歩いて貰えませんか?」
「あっ、悪い」
緊張が解けたのか、
足が勝手にいつものストライドに。
足早に歩く俺の腕を掴んで俺の歩を止めた。
そんな彼女に合せるようにゆっくり歩き出した。
――――――自然と俺の腕に腕を絡める彼女を見下ろしながら。
その後、彼女お薦めのレストランで夕食を取り、
ドライブがてら車を走らせていた。
「いつ、カナダへ戻る予定?」
「来週の水曜日です」
「……そうか」
夕食を取りながら知った情報。
今はカナダに住んでいるらしく、
先週末に一時帰国したらしい。
だが、来月には日本に帰って来るらしい。
その関係もあって一時帰国したのだとか。
帰国したらゆっくりと逢う時間を設ければいいよな?



