オレ様専務を24時間 護衛する



必死に話題を変えようと思考を巡らせてみるものの、

これといった話題が思い浮かばない。


会話慣れしていないというだけで、

こうもテンパるとは思ってもみなかった。



「………悪い、あまり面白い話題を提供出来そうに無い」

「えっ?………フフフッ、別に気にしてません」

「………そうか」

「はい。………十分楽しいですから」

「はっ?………楽しい?」

「はい」



口角をキュッと上げて微笑む彼女。

そんな彼女の笑顔を見て、

再び胸の奥がピキッと痛んだ。



初秋といってもまだ日差しは強く、

俺らは木々の木陰を縫うように歩いていた。


公園の広場に移動カフェの車が止まっていて、

俺は2人分の飲み物を購入した。


そして、木陰のベンチで一休みする事に。



しっとりと肌が汗ばみ始めたが、

サラッとした風が吹き抜け意外にも木陰は涼しかった。


揺れる木々の葉を見上げていると、


「あの……」

「ん?」


俺の顔色を窺うように覗き込んで来た。

俺は彼女へ視線を移し、座り直した。


すると、