「何だ」
「あの……朱夏は………」
「あぁ、それなら気にするな」
「へ?」
「既に連絡は入れてある」
「はっ?………では、現地で待ち合わせって事ですか?」
「フッ、お前はバカか」
「え?」
「俺がこうして横にお前を乗せてんだ」
「………」
「俺に2人の相手をしろと?」
「え、あっ、いえ……」
「心配すんな。お前の友人には急用が出来たと話してある」
「………」
「ってか、お前は他人の心配よりも自分の心配をした方がいいんじゃねぇか?」
「ッ?!」
俺の言葉に反応して、
膝の上でぎゅーっと両手を握りしめた。
そんな奴に悪魔と化した俺は更に追い打ちを掛ける。
「言っとくが、今日のパーティーの趣旨は変わらない。覚えてんだろうなぁ?」
「ッ!!…………はい、何となく……」
「なら、いい。せいぜい、俺を愉しませるんだな」
「なっ!!」
フッと、悪魔の微笑を投げかけ目的地へと走らせた。
隣りに座る奴の表情が
みるみるうちに青ざめてゆくのを感じて………。



