あぁー、何だか調子狂うな。

俺が意識し過ぎなのか?



俺は手早く着替えを済ませ、ダイニングへ。



すると―――――。


「お仕事お疲れ様でした」

「!?」



満面の笑顔でダイニングの椅子を引く松波。

何故、そんなにも嬉しそうにするんだ?

その笑顔は何を意味する?


俺は不信に思いつつ席に着いた。



「ん?お前は食べないのか?」

「えっ?」

「お前、食事は済んだのか?」

「あっ、いえ、まだですが…」

「なら、一緒に食え」

「宜しいのですか?」

「あぁ、構わない」

「あ、有難うございます。では…」



松波は席を立ち…



「ごゆっくりどうぞ…」



俺に軽く会釈した。