「京夜様……如何されました?」

「へ?」



ヤバい!!コイツに見惚れてた。


っつうか、何なんだ?……コイツ。

気配が無いというか、男臭さが全くない。



「おいっ」

「はい」

「お前、歳は幾つだ?」

「25です」

「護衛をするからには何か出来るんだろうな?」

「はい。一応、柔道、空手、テコンドー、レスリング…他にも」

「あぁ、もういい」



見た目とは違うのか?


けど、25歳って事は俺より2つ下。

まぁ、変に気を遣う事もなさそうだな。



「あの…」

「ん?」

「お食事が冷めてしまいますので、お早めにお召替えを…」

「あぁ、分かった。先に行ってろ、すぐに行く」

「承知しました」



松波は会釈してキッチンへと。