髭は全く無く、肌が綺麗過ぎないか?

はっ!?もしかして……。

俺が女嫌いだからって……

まさか、あっち系のタイプを送り込んで来たとか?

そうなのか??

それ……ヤバいだろ。


何故だか、急に変な汗が出て来た。


確かに女は嫌いだが、

別に男に興味があるワケじゃ無い。


ただ単に、俺の目に適う女がいないだけで…。


はぁぁぁ~、大丈夫か?……俺。

襲われたりしないよな?



玄関から自室へ向かう途中、

チラッとキッチンを覗くと……。

手際よく料理の仕上げをしている。


ッ!!

コイツ、料理の腕が良いのか?


何だか複雑な気分だ。

料理が上手いに越した事ないのだが

この状況で上手いとなると…

益々、その線が濃くなって行く。



俺は動揺を隠そうと自室へ急いだ。