「このジャーマングレーのドレスは、強みのあるお色ですのでシックなデザインが特徴です。華やかなお顔立ちの方でしたら、お似合いかと存じますが…」

「はい!!目鼻立ちがしっかりしているので、凄く似合うと思います」

「左様にございますか。サイズは7号で宜しいのですか?お直しする事も出来ますが…」

「いえ、大丈夫です」


―――――――ダメダメ!!

これ以上、ここに長居するとボロが出そう。


今にも飛びかかって来そうな殺気が

すぐ横から伝わって来る。


恐ろしいほどに緊張が走る。



すると、

!!!!!

?????


………えっ?

京夜………様??


目の前の光景に我が目を疑う。

だって、だって………だって……。



「はい、承知致しました。お衣裳は一式、ご自宅へお届け致します」

「ん、頼む」



今のは、一体?

何が起きたのだろう??