オレ様専務を24時間 護衛する



「あの、それからどうやって24時間護衛すれば…」

「あっ、それは簡単よ!」

「?」

「京夜と一緒に寝起きして、日中は仕事の補佐をしながら護衛してくれれば…」

「はいっ!!??」



……ダメだ!!

頭がおかしくなって来た。

一緒に寝起きって……。

それって……。



「えっ?!もしかして、一緒に住むんですか?」

「えぇ、そうよ。京夜のマンションに」

「……」



思考が停止しました。

彼氏いない歴25年。

私にそんなスキルはありません。



「京夜にはもう話してあるから大丈夫よ」

「え?」

「女性とは言ってないけど、護衛兼補佐役を今日から住まわせるって今朝話したから」

「……」

「優成さんとも話がついてるわよ?」

「えぇっ?!」


……あっ!!

そう言えば、今朝……。

『大変だろうけど、頑張りなさい』

珍しく声を掛けて来た!!

この事だったの?!