初恋みくじ【短】

「えーとね…」


桜井くんは少し困ったように笑うと、

「絶対に大声あげないでね?」

と言った。


意味がわからなかった。


わたしが大声をあげてしまう内容なのだろうか。


すると桜井くんはわたしの耳に口を寄せ、ささやいた。



「渕東に告白できますように、って。」


思わず、耳を疑った。


いや、耳のすぐそばで言われたから間違えるはずはないのだが。