お兄ちゃん、いりませんか?

カラスは少し考えると


『嫌じゃないよ。時々嫌な事もあるけれどお兄ちゃんの僕、格好いいもん。』


『何で格好いいの?』


『うんっとね…うんっと…何だっけなぁ。弟を泣かしたりとか…弟のおやつ取ったりとか…あれ?あれあれ?』


『ほら!やっぱり、格好よくないじゃん!!』


『うん…そうかも。じゃあ僕もお兄ちゃん誰かにあげるよ。ここ座っていい?』


カラスはそう言うと僕の隣にちょこんと座った